NO WAVE.

「NO WAVE」という言葉は、「NEWWAVE」という言葉が商業的というか流行ってきた時に、それを皮肉ったカタチで出てきた・・・らしい(正直、確かなコトは分からないが、そんな感じ)。ある時、タッピー(吉川拓哉)とオノゲ(小野塚智之)が、「何か、新しいこと、スタイルやカルチャーを伝えられることをしたいね」と話していた時に、「NO WAVE」という言葉の、サブカルチャーの中のもっとエッジな、アッパーで、隙間的なカルチャーという部分と、言葉の中にウェイブという言葉も入っているしゴロもいい、これをブランド名というか、テーマやキーにしようとアクションをスタートさせたのが始まりだ。この話に、ノブというキャラの立つメンバーも加わり、商業的ではなくスタイルを見せていく・・・特に、この三名が現在住む千葉一宮エリアは、昔からコンペティション、コンペティターにおいてのサーフィン・カルチャーは浸透しているが、スタイルの面では後進的な感じは否めない。そこで、スタイルの部分をもっと魅せていこう、伝えていこうという部分にフォーカスしたのが、彼らの「NO WAVE」である。カルチャーを伝える。流動的・・・というのがこのNO WAVE 。扉で使用した写真、オールドスタイルなアメリカンキャンパーが二台、アメリカ西海岸の匂いがする空間、これがNO WAVEのオフィス兼、ショップとして発信の基地だ・・・と、ここで伝えたいが、まだ流動している状況。ショップの店長兼PR担当のノブは、まさにフリーライドを地でいく男、トラベラーだ。よく考えれば、一箇所に留まっているタイプの人間では無いことはタッピーもオノゲも分かってはいたのだが・・・(笑)。今は、サーフボードを持ってどこを旅しているのか。確か、この写真を撮影した時も、次に行こうとしてる旅の話をしていた。海外にサーフトリップに行く前に北海道にスノーボードをしに行くとか・・・これにはさすがのオノゲも「お前やばいな!もういろいろ飛び越えて、憧れるわ!俺らのアイドルだよお前は!自由すぎる!」・・・と叫んでいた。ノブは、「好きなことをして、生きていく」を身体で表現している愛すべき男である・・・

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